
ディレクション
設立:2024年~
「腕時計は衝撃に弱く壊れやすい」という常識を覆したG-SHOCKの開発思想に基づき、「黒い服は色褪せる」という常識を打破し、色褪せない究極の黒を目指したファブリックアイテムの開発チームにファッションディレクターとして参画。

左:原料の段階から顔料を混合する原着糸を使用し、色落ちに非常に強い特性を持ちつつ、染色をしないため、水・CO2の使用排出を抑え環境に配慮
右:20番手双糸を採用し、様々な強度試験をクリアした厚手で丈夫な生地を糸から開発

左:塩素系漂白剤の原液に一定時間漬けた後の色変化量を試験
右:GXFABオリジナル原着生地は色落ち等の変化が見られなかったことに対し、染色された綿生地には顕著な変化が出現
(試験生地:GXFAB, 生地A(染色された綿), 生地B(染色されたポリエステル) ※カシオ社独自の基準で比較生地を選定)

左上:耐光堅牢度試験では、試験機で長時間日光にさらされた環境を再現、10年分に相当する日光を照射した際の色変化量を確認
右上:試験機で光を照射している様子
下 :GXFABオリジナル原着生地は著しい退色変化の出現なし
(試験生地:GXFAB, 生地A(染色された綿), 生地B(染色されたポリエステル) ※カシオ社独自の基準で比較生地を選定)
カシオの厳しい基準を満たす独自の生地を糸の段階から開発し、G-SHOCKブランドとしての「タフネス」と「ロングライフ」を実現。
2024年8月にローンチした第一弾のプロダクトは即日完売した。

耐摩耗性
ー独自の摩耗試験機にて生地に負荷を与え、試験後の生地状態を確認

首周り耐久性
ー成人男性の頭囲データを基に、設定したサイズの円筒状の治具に対して、実際の着脱時を想定した耐久試験を実施

耐伸縮性
ー家庭洗濯機法(JIS L1930)に基づいた独自の洗濯試験を行い、試験後の寸法変化率を確認

左上:首回りの伸びを軽減するために、左右両肩から首回りに補強を目的としたタコバインダーを採用
右上;糸に特別な加工を施すことで、綿のような風合い、着心地を実現
左下:首、袖、裾回りの要所にダブルステッチを採用し、耐久性を向上
右下:GXFAB開発チーム