ディレクション

cilk

設立:2018年〜

上質『special』な絹『silk』素材を、
日常『casual』に用いることをコンセプトにした
テキスタイルプロジェクト

新潟、群馬、埼玉、山梨、神奈川、東京の産地と連携し、日常づかいをコンセプトにした新感覚の絹織物の開発及び、ウェアデザインまでをディレクション。
絹に日々の生活の痕跡が宿るさまを劣化ではなく“経年変化”と捉え、様々に使い込まれた絹の佇まいをデザインへと落とし込んでいる。
2019年より、International Gallery BEAMSやSUPER A MARKETなど、高感度なセレクトショップで展開。
※現在はCOVID-19の影響により休止中。2022年より再始動予定。

左:表層が剥がれる様をイメージしたテキスタイルデザイン(2019-20 A/Wコレクション 撮影/矢吹健巳 ヘア/光崎國生)
中央:“山苔”をイメージしたテキスタイルデザイン(2020 S/Sコレクション 撮影/矢吹健巳 ヘア/光崎國生)
右:純国産の最高級の絹に洗いをかけ、“しわ”をデザイン(2019 S/Sコレクション 撮影矢吹健巳 ヘア/光崎國生)

絹の経年を劣化ではなく、変化と捉え、美しさとして表現する

“錆”、“シミ”、“しわ”、“カビ”、“苔”などの経年変化をモチーフに、染め/織りのテクニックでテキスタイルとして表現。

コレクション発表の前年にパリで開催されたエキシビジョンでは、錆のシートで会場を覆い、オーガニックな植物から染料を抽出したボタニカルダイを採用。多様な絹素材を大胆に展示するインスタレーションを実施した。

左:複雑なジャガード織による“苔”の表現や、手作業により後染めで“シミ”を表現したファーストコレクション
右:Atelier Blancs Manteaux/でのエキシビジョン。桑の木や葉など、蚕に関連する植物から染料を抽出した(ボタニカルダイ/シオンテック)

2019年から積極的に取り入れている、本藍染。絞り染めの応用で、ムラのある染め上がりをデザイン

日常に見られる様々な経年変化をモチーフを、染め織りで表現

STAFF CREDIT

  • クリエイティブディレクション:山口壮大
  • グラフィックデザイン:NO DESIGN
  • テキスタイル製作:株式会社丸加、株式会社マルナカ、丸中株式会社、前田源商店
  • 染色:内田染工場