ディレクション
スタイリング
会場:文化学園服飾博物館
会期:2021年6月1日(火)~6月27日(火)
81歳で逝去した高田賢三氏が生涯をかけてデザインした“KENZO”の服飾作品100体を一堂に介した回顧展のキュレーション及び展示デザイン、スタイリング、イベントポスターのディレクションを担当。
高田氏の代名詞であるフォークロア(=民族風習)への敬意を表し、アンチクチュール、中国ルック、ぺザントルックといった、テーマと呼応する文化学園復職博物館所蔵の民族衣装とレイアーで表現した。
左上:アンチクチュール(1971-72年秋冬)
右上:中国ルック(1975年春夏)
左下:ロマンティックルック(1982年春夏)
右下:ロシアルック(1982年秋冬)
展示構成は、1970年代~1990年代にかけて発表された作品をカテゴリー毎に分類し、代表的なテキスタイルデザインをウォールペーパーとして再デザイン。
また、時代毎にテーマカラーを定め、展示台と同色に染め上げたタイツをスタイリングし、高田氏の“華やかじゃなきゃファッションじゃない”思想を表現した。
“Dreams to be contenued=夢のつづき”をテーマに、次世代へと繋げることを目的に企画された本展示のPRとして、装苑のファッションページの企画/ディレクションを担当。
高田氏の後輩に当たる、文化服装学院の現役学生をモデルに、各テーマを現代的に解釈したイメージを表現した。
装苑5月号 2021年3月27日発行・販売 第76巻第3号